これまでの歩み

那須は関東の北限と東北の南限にあり、北方系と南方系の植物が混在しています。大正15年には皇室の那須御用邸がつくられ、ロイヤルリゾートとしても知られるようになりました。 訪れるたびに懐かしさを抱かせ、いつも新たな出会いをもたらしてくれる横沢の自然。まさに自然の宝庫ともいえるこの地に、私たちは共生の大地「美しい村」の完成を想い描き、育んできました。

二期倶楽部 本館

メインダイニング「ラ・ブリーズ」

NIKI CLUB&SPA

野外劇場「七石舞台 かがみ」

ガラススタジオ

山のシューレ

ホワイトリムジン

水庭

1986二期倶楽部 オープン

自然と共生する隠れ家「二期倶楽部」が自然を活かしたわずか6室の客室からスタート。建築家・渡辺明氏による、日本の伝統的な素材である大谷石や赤松を大胆に使った端正な建物は、デザイン界を中心に大きな話題となりました。二期倶楽部の「二期」には、お客様との出会いを大事にしたいという「一期一会より、一期二会へ」というリゾートの思想が込められています。「ホテルの機能性」と「日本のおもてなし」を兼ね備えたブティック型リゾートという、これまでにない小型宿泊施設が誕生。

1997二期倶楽部 別館増築

空間デザイナーである杉本貴志氏のデザインによる別館を増設。14室の客室に加え、バーをしつらえたレストラン棟も完成。畑からテーブルまでをコンセプトに自家菜園で無農薬栽培された食材など、「食」というメインコンセプトをより明快にアピールし、森の中の露天風呂、日本初のホテル併設型アロマトリートメントプロデュースは、二期倶楽部独自の滞在スタイルとして高く評価されました。

2003 NIKI CLUB&SPA オープン

同敷地内に「NIKI CLUB&SPA」オープン。テレンス・コンラン卿率いるコンラン&パートナーズのデザインにより、自然林を生かした緩やかな台地に、24室のコテージ、スパやアロマトリートメントルームを擁した長期滞在型スパリゾートが誕生。独立型ヴィラを持つ24の客室は、中庭を取り囲むように配置され、ゲスト同士がコミュニケーションを図れるように工夫されています。二期倶楽部の食の要素に “身・心”の健康というテーマが加わりました。

2006野外劇場「七石舞台 かがみ」増築

清水が沸き出る敷地内に、巨大な7つの巨石と鏡面ステンレスによる野外劇場「七石舞台 かがみ」が完成しました。松岡正剛氏のディレクションの下に、設計は内藤廣氏が手掛けたこの舞台は、屋根も柱もない、太古の石と現代のテクノロジーを使った鏡面ステンレスに空と木々とが逆さまに映り込むユニークな舞台です。2008年から開催されているオープンカレッジ「山のシューレ」のメイン舞台としても使用されました。

2007アートビオトープ オープン

アートビオトープ レジデンス(旧「アートビオトープ那須」)は、同地区に創業した「二期倶楽部」(1986年~2017年)の創業20周年を記念した文化事業として、2007年にオープンしました。本格的な陶芸とガラスのスタジオを備えたこの施設では、国内外のアーティストの滞在制作を支援する「アーティスト・イン・レジデンス」プログラムを継続的に開催してきました。このほかにも板橋廣美、三輪和彦、小池頌子、中村錦平、中村卓夫、新里明士、川端健太郎など、日本を代表する現代工芸家のワークショップや、オープンカレッジ「山のシューレ」を2008年から毎年開催してきました。建築家・塚本由晴氏(アトリエ・ワン)によって設計されたホワイトリムジンは、屋台という仮設の場所を、新しい公共の場として中庭で開催されている週末のマルシェのシンボルとして運営されています。

2017二期倶楽部 営業終了

二期倶楽部(本館、別館、NIKICLUB&SPA、七石舞台かがみ)は2017年8月31日、30年に渡るその歴史に幕を下ろしました。

2018「水庭」誕生

アートビオトープ レジデンスに隣接する敷地に「水庭」が誕生。人の叡智と自然の叡智とが交わる新しい建築を表現するランドアートには、完成以来多くの人々に訪問いただいています。元々の森林から水田、そして牧草地となったこの土地の記憶が、318本の木々と160個の池を、モザイクのように点在、再構成させることで建築家による「庭」が表現されています。この庭の設計は日本建築学会賞など多数の受賞歴を持つ建築家・石上純也氏。カルティエ現代美術財団の「石上純也 自由な建築」展(2018年パリ、2019年上海)においても紹介され、世界的に大きな注目を集めました。水庭は「COOL JAPAN AWARD 2019」(クールジャパン協議会)、「グッドデザイン2019」ベスト100を受賞したほか、水庭の成果により石上氏が芸術選奨文部科学大臣新人賞(2019年)、デンマークの新しい建築賞であるオベル賞(2019年)を受賞しました。オベル賞の選考に際しては、水庭は「建築の未来の道筋を再定義できる影響力のあるアイデア」と高く評価されました。